基本方針。
厳しくすれば高くつく
既定の±0.1 mmに対し、重要寸法は±0.025 mm。公差を一段詰めるごとに、その寸法の費用が3割から2倍になります。
標準はH7/h6
軸受穴なら穴H7、軸h6です。リーマと切削で届き、±0.025 mmの等級になります。
丁寧にすり合わせる
かみ合う形状が別々の部品にあるなら、公差をすり合わせてください。公差解析で組み付くかどうかが確かめられます。
±の積み上げを置き換える
幾何公差の位置度、たとえば0.1 mmは、同等の±0.05の積み上げより27%広い領域を与えます。
基準の連鎖を避ける
基準を数珠つなぎにすると公差が積み上がります。できる限り、単一の主基準から寸法を取ってください。
見積り前に見直す
見積りを取る前に、要らぬところまで詰めた公差がないか図面を洗ってください。そこに3〜5割の節約が眠っています。
よくあるご質問
通常の切削で重要寸法は±0.025〜0.05 mm、一般寸法は±0.1 mmです。それ以上詰めるには研削やラッピングといった専用工程が要ります。
軸受のはめあい、精密機器、光学マウント。ほとんどの部品には不要で、標準公差の5〜10倍の費用がかかります。
位置度は円形の領域を与えるので、四角い領域より面積が広い。機能的なはめあいを見るなら、意図を保ったまま±X/±Yより寛容です。
あります。公差が厳しいと、面粗さもより細かく求められがちです。精密ならRa 0.4 µm、重要でない箇所なら安価なRa 1.6 µmが通例です。
精密部品にはインバー36のような熱的に安定な材料か、膨張を逃がす工夫が要ります。線膨張係数が合わなければ、寸法は温度とともに動きます。
厳しい公差には精密な検査が要ります。三次元測定機の時間と校正済みの測定具です。どれも部品価格に含まれ、公差が詰まるほど検査時間も延びます。
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