量産品を六週早く出荷する。中継型という手。
十四日で仕上がるアルミの簡易型は、量産材料で五百から一万ショットを打てます。その間に鋼の量産型を並行して作る。需要の切れ目を埋め、量産設計を検証し、発売までを縮められます。
量産前金型
見積りから出荷までを一人の技術者が担当します。加工前のDFMレビュー、製造中の検査、そして箱の中の検査報告書まで。
戦略上の三つの場面。
発売を早める
量産試作品は初期の注文に応え、売上を生み、需要を確かめます。その裏で鋼型が並行して仕上がります。四週から六週早く入る現金だけで、試作型の費用がまかなえることも珍しくありません。
設計の検証
高価な鋼型に踏み切る前に、量産の形を量産の材料で試しておく。抜き勾配の不具合、ゲート位置、外観の粗を、直すのに三千ドルで済むうちに見つけられます。三万ドルかかってからでは遅い。
市場の見極め
五万ドル超を量産型に投じる前に、需要を確かめる。手応えがあれば鋼型を作る。なければ、傷の浅いうちに方向を変えられます。
量産試作型と、順を追う型作りの比較。
| 週 | 順を追う場合(鋼型のみ) | 量産試作型を使う場合 |
|---|---|---|
| 第1週 | 見積もりと設計凍結 | 見積もりと設計凍結 |
| 第2週 | 鋼型の設計 | アルミ型の設計 |
| 第3〜5週 | 鋼型の製作 | アルミ型の製作 |
| 第6週 | 鋼型の製作 | 量産試作の初品を出荷 |
| 第7〜8週 | 鋼型の製作 | 量産試作の生産と鋼型の設計 |
| 第9〜10週 | 鋼型の製作 | 鋼型の製作 |
| 第11週 | 鋼型の初品 | 量産試作を継続、鋼型は仕上げ |
| 第12週以降 | 量産立ち上げ | 本格量産の立ち上げ(鋼型) |
量産品を六週早く出荷する — よくある質問
量産試作型とは何で、なぜ大事なのですか。
量産試作型、いわゆる中継型は、設計凍結から鋼型による本格量産までの谷間を埋めます。十四日でアルミの簡易型を作り、量産材料で五百から一万個を流す。その裏で鋼型が六週から八週かけて出来上がります。お客様への出荷は六週早く始まります。発売や季節需要を抱える製品では、これが大きな強みになります。
量産試作型にはいくらかかりますか。
単純な一個取りのアルミ射出型で千五百から三千五百ドル。スライドを備えた中程度のもので三千五百から六千ドル。多数個取りのファミリー型で五千から一万二千ドル。鋼の量産型が一万五千から八万ドルであることを思えば、量産試作型はその五分の一ほどで済み、しかも本物の材料で生産が回せます。
量産試作型でも量産型と同じ材料が流せますか。
はい、ほぼすべての熱可塑性樹脂が流せます。ABS、PC、PC/ABS、PP、ナイロン、POM、PBT、TPE、TPU。アルミ型は放熱がよいぶん、鋼型よりわずかに成形周期が短くなります。ガラス入りの材料はアルミ型を早く傷めるので、無充填の一万個に対して三千から五千個と見てください。摩耗性の高い材料を大量に流すなら、やはり鋼型が勝ります。
量産試作型が正解になるのはどんなときか。
当てはまる場面は三つあります。一つは発売の日程。鋼型ができるまでの間、試作型が早期の出荷を支えます。二つ目は設計の検証。五万ドル超を鋼型に投じる前に、本物の量産材料で設計の粗を洗い出せます。三つ目は需要が読めないとき。試作型なら、量産設備に踏み切る前に五百から五千個で市場を試せます。
量産試作型の部品は量産品と同じになりますか。
形については同じです。どちらも精密に削った型から同じ材料で射出します。違いはわずかで、アルミ型では±0.05 mm、鋼型では±0.025 mm。アルミのほうが熱膨張がやや大きいためです。面粗さもアルミはSPI-B1が標準、鋼はSPI-A2の磨き上げ。たいていの量産用途では、使う人に見分けはつきません。
量産試作を回している間に鋼型の設計をお願いできますか。
はい、むしろそれが常道です。まず十四日でアルミの試作型を作り、続けてすぐ鋼型の設計と製作に入ります。六週から八週かかりますが、アルミ型で流して分かったことを織り込めます。この並行のやり方なら、型を順に作る場合に比べ、全体で四週から六週縮まります。
続きを読む
見積もり
PifyCのCNC加工・3Dプリント・射出成形の無料見積もり。CADデータはWhatsAppまたはメールでお送りください — 見…
詳しく見る →成形・注型簡易金型
PifyCのアルミ簡易金型:10〜14日で製作するブリッジ金型で、量産材料により500〜10,000シ…
詳しく見る →成形・注型真空注型
無錫からお届けする精密真空注型:シリコーン型でABS、PC、PP、PMMAに似たポリウレタン部品を20〜50個複製 …
詳しく見る →成形・注型射出成形
中国からの樹脂射出成形:500〜10,000個向けのアルミ簡易金型を14日で製作、量産用P20/H13…
詳しく見る →成形・注型短納期射出成形
短納期射出成形サービス:アルミ金型を14日で製作、金型寿命5,000〜20,000ショット、標準熱可塑性樹脂に全面対応。P…
詳しく見る →成形・注型オーバーモールド部品
二次成形品:硬質樹脂にエラストマーを被せる2色(2ショット)成形。ソフトタッチのグリ…
詳しく見る →成形・注型インサート成形部品
インサート成形品:あらかじめ配置した金属インサート(黄銅ねじ、電気接点、磁石)と…
詳しく見る →成形・注型ウレタン注型サービス
ウレタン注型サービス:20〜50個の生産に対応するRTVシリコン型と、量産グレードのウレタン樹脂で…
詳しく見る →CADデータをお送りください。技術者が確認した見積もりをお返しします。
最小ロットの制限なし。ベテラン製造エンジニアによるDFMフィードバックは無料。ご希望があれば、データ確認の前に秘密保持契約を締結します。