旋削に向いた形状。
軸まわりの回転体
旋削部品はその性質上、軸に対して対称です。形状は回転軸の上か、その周りになければなりません。軸から外れた形状には、別に切削工程が要ります。
L/Dは4未満に
細長い軸は削る間にたわみます。L/Dが4を超えれば振れ止めが要り、8を超えればスイス型旋盤の領分です。
工具の逃げ
アンダーカット、つまり口元が狭い溝には専用工具が要ります。可能なら代わりに面取りか逃げ溝を入れてください。
標準品が望ましい
いちばん安いのは標準のメートルねじM3〜M50と、インチねじのUNC、UNFです。特注ピッチには専用工具が要ります。
段付き軸の設計。
段差の移行部のR
径が変わるところには大きめのRを。応力集中が和らぎます。
逃げ溝の幅
工具が逃げ溝に食い込まずに入れるよう、工具幅の5倍を見込んでください。
面粗さが違ってもかまわない
場所ごとに面粗さを変えて差し支えありません。軸受のジャーナルは滑らかに、外径のほかの部分は標準で。
通常は±0.01 mm
旋削した形状どうしの同心度は、特別な工程なしで±0.01 mmまで出せます。
目の種類を指定
ローレットは綾目、平目、斜目から選べます。幅は5〜25 mmが一般的です。
研削のために
あとで研削する予定なら、両端にセンター穴を入れてください。
旋盤でのねじ切り。
バイトによるねじ切りは精度が出て、どんな特注ピッチにも対応します。ダイスより遅いものの、径25 mmを超える軸の精密ねじにはうってつけです。
ダイスやチェーザによるねじ立ては速く、再現性もあります。ただしピッチは標準品に限られます。量産のねじの大半はこの方法でつくられます。
ねじの逃げ溝は、ねじの終端に必ず指定してください。工具が抜けられるようになり、ねじ山も完全な深さで立ちます。
クラス2Aと2Bが量産の既定です。クラス3Aと3Bは精密用途、すなわち航空宇宙と計測機器のためにあります。
旋削と切削をひとまとめに。
駆動工具があれば
旋削だけで済むのは
よくあるご質問
L/Dが4までなら通常の旋削で足ります。4〜8では振れ止めが要ります。8を超えると、主軸台が動きガイドブッシュを備えたスイス型旋盤の出番です。
旋盤でのねじ切りは、バイトでもダイスでも、外ねじと大きな内ねじ向きです。量産の内ねじはおよそM16までタップで立てます。寸法とねじの品質で選んでください。
標準でRa 0.8〜1.6 µm。仕上げ旋削で0.4。後工程の研磨を加えれば0.1。機能に応じて指定してください。
よい旋盤に適切な工具を合わせれば、真円度±0.005 mmが出せます。サブミクロンとなると研削か精密ラッピングが要ります。
駆動工具を使うと旋削工程の費用は1〜2.5割上がりますが、別に切削の段取りを組むよりずっと安く済みます。旋削と切削の両方が要る部品なら、差し引きで確実に得です。
できます。バーフィーダを使えば無人運転になります。200個を超える量産では標準的です。段取りの時間は増えますが、1個あたりの費用は大きく下がります。
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